大工道具辞典
03-3899-1072
大工道具で思い浮かぶのは何ですか? 私たちはこんな大工道具も使っています。はじめて耳にする大工道具もあるのではないでしょうか。
丸鑿(まるのみ)
刃先の断面が半円弧状になっている鑿。
玄翁などで鑿の頭を叩いて使う叩き鑿のひとつ。
厚丸鑿と壺鑿がある。
厚丸鑿は凹曲面を削るときに使い、壺鑿は厚丸鑿で削った後の仕上げに使用する。
追入鑿(おいれのみ)
刃先の断面が半円弧状になっている鑿。
玄翁などで鑿の頭を叩いて使う叩き鑿のひとつ。
厚丸鑿と壺鑿がある。
厚丸鑿は凹曲面を削るときに使い、壺鑿は厚丸鑿で削った後の仕上げに使用する。
鎬鑿(しのぎのみ)
「鎬」とは、日本刀の背の両側に見られる稜線。
そして、鑿の表の中央部分に鎬があるのが鎬鑿。
突鑿の一種。玄翁を使わず腕の力だけで削る。
二辺が鋭角に接する入隅部の仕上げなどに出番があります。
敲き鑿(たたきのみ)
簡単な字で叩き鑿とも書く。
家の構造材の加工などに使う、追入鑿よりも大きい鑿。1分~1寸5分くらいまでサイズはいろいろある。
玄翁(げんのう)
鑿の叩き込みや釘を打つのに使われる道具。
源翁、玄能とも書く。叩く面の一方は純粋な平ら。
もう一方は中央がわずかに丸く盛り上がっている。
これが「木殺面」(きごろしめん)。
釘打ちの終わりに叩き締めたり、木の表面を傷つけないための面。
槍鉋(やりがんな)
穂の長さは3寸~5寸位。柄の長さは15寸位。
両刃で、刃は先端に向かって上方に反っている。
昔チョンナで木をはつった後、槍鉋で仕上げた。
また法隆寺の柱もこれで仕上げてある。
研ぐのは非常に難しく怪我をしやすいので注意が必要。
突鑿(つきのみ)
穂丈4寸、軸丈4寸、柄丈1寸1尺。大突鑿ともいう。穴の仕上げに使ったり深い穴や幅の広い継ぎ手面を削る時に使う。穂と軸が長いのが特徴。柄には下り輪は無い。
反り台鉋(そりだいがんな)
杭などの先を削ったり、丸太などの側面を削り
取る時に使われます。斧の一種であるが、普通の斧と呼ばれるものよりも刃先幅が広いのが特徴。古くはタヅキと呼ばれていた。
鉞(まさかり)
鉋台の下面を舟底形に反らせた鉋。
工作物の表面を凹曲面に削るときに使う。
台の長さは短く、鉋身の幅は小幅。下面の湾曲ぐあいは、それぞれの用途に応じて調整する。
水平器(すいへいき)
柱や大引などが正確な水平または垂直になっているかどうかを調べる道具。上面の中央にあるガラス管の水中に気泡を一つ入れそれが頂点のマークの中に収まっているとき、台の下面が水平であることを示す。
自由矩(じゆうがね)
角度を自由に調節できる定規。目盛りはなく、「斜角定規」とも呼ばれている。使い方は斜線を引いたり、角度を写したり、折り畳み式の大工道具で現在の多くはステンレス製。
曲尺(さしがね)
寸法や角度を測ったり、直線や曲線を描くのに使用される。表面には表面という寸目盛りがつき、裏面には√2倍の目盛り(裏目)や直径や円形の関係がわかる丸目といった目盛りがついている。
留定規(とめじょうぎ)
45度の角度に線を引くための定規。
現在はステンレス製が主流だが、昔は端切れを使って大工が自作した。木口を見せずに材の角を接合する工作を「留め」といい、その「留め線」を引くのに使用される。
墨差し(すみさし)
直線を引いたり、文字、記号を書くための道具。
竹でつくられる。一方の端は先端を細かく割った刷毛形のへら状で、もう一端は金槌で叩いてつぶした棒状。へら状の方は線を、棒状の方は文字や記号を書くのに使用される。
墨壺(すみつぼ)
直線を引く為に用いられる道具のひとつ。
穴を開けて墨を溜め、その中に糸をくぐらせ糸の先端の鋲を差して固定し、糸を弾いて直線の墨付けをする。距離の長い正確な直線が引け、現在においても重宝な道具である。
砥石(といし)
刃物を研磨する道具。天然砥石と人造砥石がある。天然砥石は、石英や長石などが粘土によって結合したもの。かつては全国各地から産出。昔の大工職人は、良質の砥石を得る為大金をつぎ込むこともあった。
鑢(やすり)
金属を削る工具。鋸歯を研ぐ場合などに用いる鋸葉を鋭くしたり、鋸歯の先端の曲げを調整したりする作業を「目立て」という。目立て用鑢には、目の粗い摩込鑢、目の細かい仕上鑢、上目鑢がある。
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